ビジネス business

Instagram開始4ヶ月
気づいたことまとめ

東日印刷が社のブランディング一環として2018年9月18日より開始したInstagram
新聞印刷の世界では知られているその名前も、一歩業界の外に出ると「東日本印刷」なんて呼ばれてしまうことがよくあります。
東日印刷は自分たちが思うほど知られていない、業界外ともなれば認知度は限りなくゼロに近い。
こんな現状をなんとかしたい、もっと私たちのことを知ってもらいたい、新聞印刷だけじゃない東日印刷の取り組みを知ってもらいたい。
と、思い始めたのがことの始まりです。

驚いている外国人

Web制作やカタログ、パンフレット制作も行なっているため、画像データのストックもそこそこあります。せっかくだから画像を表に出してしまえ。ということでInstagramを開始しました。

現在フォロワーは81人。

紹介するのもちょっとためらうレベルの数字ですが、数字では測れない価値を大切にしています。

なせならば、Instagramを開始したことにより、今までにない新しい接点も生まれています。海外からのフォロワーも生まれました。
まずは、少しずつみなさんとの接点を増やしていきたいと思っています。

今回は4ヶ月間、実際運用してみて気づいた点や好まれる写真の傾向を分析してみることにしました。
まだまだ小規模なアカウントなので、個人でやられている方など、等身大の結果として参考にしていただければと思います。

BtoB企業のInstagramって難しくない?

結論からいうと非常に難しい、というのが感想です。

Web制作でも似たような発想をしますが、始めるにあたっては、アカウントにどのような役割を持たせるかということが非常に重要です。
BtoC企業などでは、新商品の発売、新サービス開始に合わせ、Instagram上で商品やサービスを告知するというケースが多く、プロモーション的な役割を持たせることが多いようです。

例えば、商品を実際に手にしている誰かを写したり、生活のワンシーンを通して商品を紹介したりなど。
取り扱うものが旅行のようなサービスであれば、穴場のインスタ映えスポットを紹介することによりツアーの価値を高めるといった具合です。
画像を通してユーザー体験(自分が商品を手にしたりサービスを受けている姿を想像させる)を高め、購買意欲に結び付けるといったやり方が多いようです。
最近では、インフルエンサー(言動により世の中に大きな影響力を与える人物)と商品、インフルエンサーとサービスなどを結び付けることにより、訴求力の高い情報発信が行われています。(これをインフルエンサー・マーケティングなどと呼びます)

HISの手がけるタビジョH.I.Sのタビジョは旅行×インフルエンサーの人気アカウント

少し話がそれましたが、BtoB企業で、さらに取り扱うサービスが新聞印刷サービスとなると明確な役割を持たせるのが非常に難しくなります。こうした理由から「ブランディングの一環」という役割で落ち着きました。

BtoBの新聞印刷会社として、実際どんな写真をアップすべきか悩みましたが、東日印刷はロケーション事業(社屋をCM、ドラマ、映画などの撮影場所として提供)を行なっているので、そのプロモーションも兼ね、Instagram開設当初は、主に社屋を中心に、地元深川エリアの画像を掲載していました。

しかし、社屋の写真など続くわけもなく、現在は切り替え、出来事や取り組みなど幅広く紹介しています。
Instagramを開設する際は、アップする写真はあまり絞り込みすぎない方がいいかもしれません。

雪の日に撮影した東日印刷のビル3階にある中庭の写真筆者が最も好きな写真は社屋3階にある中庭の写真

獲得Like数のTOP5をご紹介

ここでInstagramを開始してから獲得いいね(Like)数の多かった写真、TOP5を紹介します。数は少ないですがリアクションのあった写真の傾向を分析します。

1位 Cafe La Lobby カフェ ラ ロビーのハロウィンパーティー告知チラシ(28Likes)

ハロウィンイベントの告知広告の画像

1位は東日印刷が本社を構えるSTビル2階にある、ハンバーグとパスタを中心としたカフェ&レストラン、「Cafe La Lobby カフェラロビー」のハロウィンイベント用に作成されたチラシの写真です。いいね数は28。
実はこのイベント中止になりました。リアクションしてくれたみなさん、本当にすみません。

分析

季節ネタとして比較的タイムリーであったという点と、 #ハロウィン #イベント #コスプレ といったビッグワードをハッシュタグに含めたことにより、相対的に目に触れやすかったのではないかと思います。ビッグワードは一定の牽引力があると認識しています。

2位 株式会社Top Welcomeの代表の迎憲一さん(27Likes)

居酒屋、さけときどきぶたの迎憲一さん

2位は先日のインタビュー記事でも紹介した秋葉原の若者向け大衆酒場「さけときどきぶた」を運営する株式会社Top Welcome(トップウェルカム)の迎憲一さんで、27人がいいねをしてくれました。枝豆に塩をふっている様子を写したものですが、ブレイドランナー風のレタッチにより格好良く見えますね。インタビュー記事も好評でシェア数は166でした。

分析

迎さん自身もファンを抱える、れっきとしたインフルエンサー。ということで、迎えさん自身のファン、お店のファンという方がいいねを付けてくれたようです。#coco壱番屋 #フランチャイズオーナー #さけときどきぶた といったハッシュタグに反応してもらえたのではないかと思います。インフルエンサーと接点を持つことにより、そのインフルエンサーが抱えるフォロワーと接点を持つことができます。

3位 勤労感謝の日を前にキッズアカデミーノアを訪問(26Likes)

キッズアカデミーノアを訪問した際の写真

3位は獲得いいね同数で2枚あります。1枚目は、江東区辰巳にあるプリスクール「キッズアカデミーノア」を訪問した際に撮影した写真。その時の模様は当ブログでも取り上げました。(その模様はこちらから)
子供たちからもらったプレゼントのお返しにと、東日のメンバーから子供たちにプレゼントを送る様子を写したものです。

分析

本来はこの手の写真が一番共感を持たれやすいだろうと考えていましたが、まだまだ認知度低いために思いのほかリアクションは少なめでした。(ノアのみなさんすみません)そんな中でも、2位の写真同様、こちらもキッズアカデミーノアのフォロワーの目に触れたようです。こちらの写真には、#kidsacademynoahをハッシュタグに含めました。何かのコラボレーションによる写真では、必ずコラボ相手を特定できるハッシュタグを含めた方が良さそうです。
それにしても、外国人が映ってるだけで写真のクオリティが少し上がる気がするのは私だけでしょうか。

3位 急きょ作成した英語版会社案内(26Likes)

作成した英語版会社案内の画像

当社の代表を務める武田芳明がコンプトツアー2018(欧州新聞製作事情視察団)に参加することが決まり、急きょ海外企業向けに作成した当社の英語版会社案内パンフレット。印刷物であれば短期間でも大体作っちゃいます。

分析

ややありきたりな写真ですが、英語版の会社案内というところに反応していただけたようです。ちみに、こちらの写真には海外のユーザーから初めてコメントをいただきました。コメントありがとうございます。
#companyprofile #knowmore #aboutusといった英語のハッシュタグを付けることにより国外とも接点を持つことが可能です。

4位 株式会社Top Welcomeの代表の迎憲一さん(25Likes

説明するトップウェルカムの迎憲一さん

2位同様、迎さん。社外でありながら上位に2枚エントリーです。

5位 スポニチジュニアに掲載されたT-NEXTの広告(24Likes)

スポニチジュニアに掲載されたT-NEXTの広告

5位も2枚あります。1枚目はスポーツニッポン新聞社が発行する子供向け新聞、スポニチジュニアに掲載されたT-NEXTの広告。
スポニチジュニアは夢に向かって挑戦する子供たちに希望と勇気を与えることをコンセプトとしています。私たちも夢や希望を与えるようなモノづくりを続けていきたい、そんな思いを込めて作った広告です。

分析

新聞広告による一定の効果と分析していましたが、同じように、元旦の社告「東日、進化中です」もアップしましたが、そちらは11likesと少なめでした。伝えたかったコンセプトを文章として示すことより一定の共感が得られたのではないかと思います。
長い文章は敬遠されがちですが、ハッシュタグに限らず文章を挿入することにより、画像のメッセージ性を高めることができます。

5位 突如4階テラスに現れたウッドデッキ(24Likes)

4階のテラスにあるウッドデッキ

最近、様々なことに取り組んでいる東日印刷。その様子は元旦に毎日新聞に掲載した社告でも紹介させていただきました。
ワーキングスペースの改修を行い、少しでも働きやすくコミュニケーションが生まれやすい職場作りに挑戦中の当社ですが、4階テラスにもご覧の通りウッドデッキを設置しました。

分析

ずばり青。青い写真を好む方が一定数いるということがわかりました。このように、写真のレタッチや色合いに共感しいいねを付けるユーザーが一定数存在するようです。当社のアカウントでは撮影者が数名いるために、全体的なトーン&マナーが徹底されていませんが、レタッチを含め、一つの方向に振り切ってしまうのも、世界観を築く上では重要であるといえます。

まとめ

まだまだ発展途上の東日アカウントですが、運用して気づいたことがいくつかあるので改めてまとめてみると、

  1. アカウントに役割を持たせる(何を誰に伝えたいアカウントなのか考える)
  2. 写真やレタッチのトーン&マナーにできるだけ統一感を持たせる
  3. ビジネス要素の強いものはやや敬遠されがち(BtoBは特に)
  4. 基本的にアクティブアカウントであることが大前提(できていませんが毎日更新がより望ましいです)
  5. 他のアカウントへのいいねは積極的に
  6. フォローバックはした方が良さそう(特に初めて間もないころは重要。当社も今後強化する予定です)

などなど。どれも当たり前のことばかりですね。
中でも、特にアクティブアカウントであるということはとても重要です。SNSも人と同じで、動きのないアカウントではコミュニケーションが生まれる(いいねが付く)ことはほぼないとみて間違いないです。
「更新する」、「いいねを付ける」、「フォローをする」など、SNSの世界におけるコミュニケーションに対して積極的に取り組むことが大切です。

今後も当社のアカウントで得たノウハウはこちらで共有していこうと思っています。

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