2002年4月、会社創立から50年を機に、環境の時代といわれる21世紀の経営戦略の新たな目標として「環境にやさしい企業」を掲げ、「東日印刷環境方針」を打ち出しました。温室効果ガス(CO2)排出削減を目指し、消費することで自然環境を破壊することになる3テーマ「電力」、「廃棄物」、「紙」を対象として活動を続けました。顧客、輸送会社、納品業者、テナントの皆様にも、ご理解、ご協力をいただき、順調に成果を積み上げてきました。16年4月には、同方針に代わり、品質向上を加えた「東日印刷環境・品質宣言」を打ち出しました。
東日印刷環境・品質宣言
当社は半世紀にわたって新聞印刷業務に携わり、情報文化に貢 献する企業として、ここに環境に対する社会的使命と責任を果た すことを経営の重要課題と位置付けし、事業活動のあらゆる面で 「地球にやさしい企業」と「地域社会との共生」を目指します。
また、「顧客満足の向上」、「高品質・短納期」の実現により広く 社会の発展に貢献し、全社員が心を一つに環境保全活動と品質向 上を継続的に展開します。
- 印刷業務に伴い、発生する環境側面を十分に認識し、環境目的・目標・実行計 画を定めて、環境保全対策、汚染予防を実行し、定期的な見直しを行い、環境 パフォーマンスの継続的向上を図ります。
- 活動の計画・実施にあたり、環境関連法規制と、当社が同意するその他の要求 事項を順守します。
- 特に事業活動の展開にあたり、地球温暖化の原因である温室効果ガスの排出削 減を目指し、省エネルギー、省資源化に努め、リサイクルに取り組みます。
- 富士山再生キャンペーンをはじめとする、環境保全活動を積極的に支援すると ともに、地域住民の方々に対し、調和と融和を図る企業活動に配慮し、適切な 環境管理を行います。
- この環境品質宣言に基づく活動が確実に実施され、維持されるよう、全社員に 環境教育・訓練を行います。
- 顧客ニーズにマッチした高品質・短納期の製品を提供します。
- この環境品質宣言は、全社員及び協力会社に周知します。また、社外の方から の求めに応じ、公開します。
2016年 (平成28年) 4月1日制定
武田芳明
これまでの取り組み
電気
共用スペース(例えば通路)の照明の間引き、休憩室、現場など無人の場合は消灯を義務付けています。またビル空調は積極的に省エネ型に設備更新することにより電力使用量を低減しております。14年度の使用量実績は01年度に比べ22%減少しました。
廃棄物
分別はもとより、一般ゴミは可能な限り圧縮して排出します。依頼業者は適宜、監査チェックしています。産業廃棄物はマニフェスト伝票を適正管理します。ペットボトルは潰して減量、キャップは「エコキャップ運動」に08年から賛同し、累計1,901.9kg(16年1月現在=ポリオワクチンに換算すると約950人分)を供出しています。14年度の廃棄物実績は01年度に比べ13%減少しました。
紙
社内資料は裏表印刷、リユース紙を使用することを励行し、使用量の低減を図っています。オフィス用紙や新聞紙はリサイクル(14年度までの直近5年のリサイクル率71.72%)をしています。14年度の使用実績は01年度に比べ52%減少しました。
このほか12年には、適切な森林管理を目的としたFSC®認証制度のひとつであるCoC認証「FSC-C109920(ライセンス番号)」も取得しました。