特集 special

アスリート対談

第20回夏季デフリンピック(※1)メルボルン 2005に男子バスケットボール日本代表として出場するなど世界と戦った雪森文晃さん。
そして、2020年東京オリンピック出場が期待される日本跳躍界のホープ佐藤凌さん。
世代の枠を超え、東日印刷から世界に羽ばたく2人のアスリートの対談が実現した。

「東日印刷」から「世界」へ

競技生活と仕事の両立で大変なことはありますか?

雪森 遠征や合宿のときは年休を使って行かせていただいてました。
佐藤 皆様のサポートのおかげで、大変なことは特にありません。雪森さんは通常の練習は仕事が終わってから行っていたのですか?
雪森 そうですね。仕事が終わってからでした。佐藤くんは遠征もあるんですよね?
佐藤 はい。海外遠征は前年の実績をもとに陸連から支援を受けられます。実績をあげられないと翌年は自費になってしまうので大変です。

所属の上司や周りの理解があり競技に専念できた

東日印刷所属選手で良かったことはなんですか?

佐藤 様々な部署の従業員のみなさんが競技の結果を気にかけてくださいます。怪我をした際、復帰に向けた糸口を一緒に考えていただいたときは、この会社の選手で良かったと心から思いました。
雪森 チームメイトの中には、職場の理解が得られずに休みが取れなかったり、転職したりと苦労した選手がいました。私は所属の上司や周りの理解があり、競技に専念することができました。

佐藤凌プロフィール

アスリートとしてのこだわりはなんですか?(勝負メシも含めて)

雪森 タンパク質の補給は欠かせません。勝負メシはスクランブルエッグです。海外では日本食材が手に入らないことが多いのですが、スクランブルエッグはほぼどこでも食べることができます。
佐藤 健康的な身体でないとトレーニング効率が上がらず、パフォーマンスも低下してしまうので、食事節制だけでなくサプリメントやプロテインで栄養補助をしています。加えて、治療院に週2~3回通い、常に身体をいい状態で保つよう心がけています。雪森さんは(海外ではなく)普段の食事ではどんなことに気を付けていたのですか?

雪森選手

雪森 海外の選手に当たり負けしないよう、身体を大きくするためによく食べるようにしていました。でも(佐藤くんのように)サプリメントやプロテインでの栄養補助まで考えてなかったなぁ。

お二人とも、思うように結果が出ないときはご自身を見つめなおす時間に充てているのですね。これは、アスリートではない私たちにも参考になることですね。

雪森 気分転換するのって大切だと思います。

休みの日はなにをしていますか?

佐藤 いまは怪我をしているので、休みの日はほとんど治療に行きます。治療後や治療のない日は家で過ごすことが多いです。なにをするわけでもなく、その日の気分で過ごしています。
雪森 公園やショッピングモールなどもっぱら家族とどこかに出かけています。いまはバスケを競技ではなくて趣味として楽しくやっています。地元で週1回くらいです。
佐藤 バスケを競技としてやっているときは楽しめなかったのですか?
雪森 当時、失敗はダメだったから。いまは失敗してもOKだから気楽にやっています。でも時々ガチでやっちゃう(笑)。ところでどこを痛めているの?
佐藤 足首です。疲労骨折でしたので最初は走ることもウェイトトレーニングもできなかったのでコアトレーニングのみでした。いまは(回復してきたので)ジャンプ以外のトレーニングはできるようになりました。

最近ハマっていることは?

雪森 昨年デビューしたキャンプとジム通いです。ジムは週4回くらいです。
佐藤 YouTubeでいろいろな動画を観ています。
雪森 YouTubeでは何を観ているの?
佐藤 世界で戦いたいので対戦相手となる海外の選手の跳躍などをみて技術を学んだり、盗んだりしています。

プライベートでやってみたいこと、興味のあること。

雪森 糖質制限による肉体改造です。ブロッコリー、ササミ、卵白などを積極的に摂取しています。
佐藤 自分の感性を広げられるような人たちと会ってみたい。自分の競技活動をSNSでアップしたいです。いまはインスタグラムもツイッターもやってないですが、怪我が治ったらインスタを始めたいと思います。
雪森 楽しみにしています。インスタ始めたらフォローします。

どんな状況でも自分の 大きな目標を見失わない

お互いこれだけは聞いておきたいこと。
佐藤 バスケを始めたきっかけを教えてください。
雪森 小さいころから身体が大きかったのと、やはりスラムダンクです。それとバスケをやったらモテるかなと(笑)。

走り高跳びは孤独な闘いだと思うのですが、日頃のモチベーションを高く保つために何か特別なことはしていますか?

佐藤 怪我のリスクが高まるので、身体が疲れたときは切り上げて翌日の練習に備えます。「2020年東京オリンピックで活躍したい!」と高校3年生のときからずっと思っているので、調子が悪くても、結果が出なくても、怪我をしても、あせらずにその大きな目標を見据えています。

今後の目標(近い将来、遠い将来)を聞かせてください

雪森 いま8歳の息子とバスケの大会に出られるように自分の身体を鍛えます。10年後かな。
佐藤 2018年アジア大会メダル獲得! 2020年東京オリンピックメダル獲得!

佐藤さんの力強いメダル獲得宣言が出ました。佐藤さんの今後の活躍が楽しみですね。みなさん、競技場で見かけたらぜひ激励の声をかけてあげてください。


※1 4年に1度、世界規模で行われる聴覚障害者のための総合スポーツ競技大会。
※2 行き詰まりの状態を打開すること。また、その突破口。
※3 人気バスケット漫画「スラムダンク」を題材にスポーツ心理学による成長エッセンスをまとめた本。

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