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キュレーションメディアとは?

キュレーションメディアとは?

大山先生

大山先生

「僕にとってWebは遊びみたいなものです」が口癖。
好きな言葉は「天才とは努力を努力と思わない才能」。Webチーム制作部門 の要にして最後の砦。XYZ…(後がない)どこかで聞いたことがあるそんな言葉を呟けば、大山先生が登場し問題を綺麗に片づけてくれるためチームメイトは彼のことをスイーパー(始末屋)と呼ぶ。ハードボイルドを愛し、一見不愛想に思われがちな大山先生だが、いつも快く問題を片づけてくれることから、その心は意外にも「エンジェルハート」だとか。

 

こんにちは。ひさしぶりの更新です。
本日から修行期間を経て、一回り大きくなったWebチームをお届けします。

セミナー準備中の大山先生

「Webメディア」とは?

今回のテーマはWebメディアです。Webメディアと一口に言いますが、種類があります。例えば、キュレーションメディア、まとめサイト、ブログ、オウンドメディア、ニュースサイト。などです。これらを大きくいくつかのタイプに分けて整理してみましょう。

今主流になっているWebメディアは大きく分けると、
1、キュレーションメディア
2、CGM(コンシューマジェネレイテッドメディア)
3、専門誌型サイト
4、オウンドメディア
この四つに分けることができます。

どれもよく聞くものですが、色々と入り混じってきて混乱する部分っていうのもあります。 ここで改めて一つ一つ見ていきましょう。

キュレーションメディアとは?

まずはキュレーションメディアから解説していきます。 今Webメディアで盛り上がっているのが、このタイプのメディアだと思います。 キュレーションメディアで有名なところを上げていくと、「SmartNews」「NAVERまとめ」、女性向けのものだと「MERY」などが有名です。

キュレーションメディアは、2012年くらいから台頭してきたWEBメディアです。 最近だと、キュレーションメディアの大型買収というのがちょっとニュースになっていました。 DeNAの「MERY」「iemo」の同時買収で50億円というニュースは記憶に新しいところです。

キュレーションメディアを一言で言うと、選別されて整理された情報を届けるメディアです。 キュレーションメディアとは、情報を選別する役割であるキュレーターと呼ばれる人が、テーマに沿って様々なところにある情報や文献を収集して、見やすくまとめたメディア全般のことを言います。

基本的には「オススメ記事一覧」のような作りの記事を作って、Web上に公開していきます。 ゆえに、「オリジナルの要素がほぼない」というのが特徴になってきます。
ここで、「なぜキュレーションメディアが受け入れられているか」という疑問が生まれます。

まず、問題点として、「情報の数が膨大になり、良質な情報を探すのが大変になった」という事実があります。

例えば、 犬のしつけの方法が知りたくて、「犬 しつけ」と検索をします。
しかし、検索すると「犬の成長日記や個人ブログ」などがヒットします。
結果として、本当に知りたかった「犬をしつける方法が書いてあるページ」にたどり着けないことになってしまいます。

つまり、本来知りたかった情報が見つからないのです。

そのような不満があったユーザーに対して、キュレーターがきちんと役に立つ情報だけを届くようにしてくれたのです。 キュレーションメディアの「消費者から見た価値」はここにあり、良質な情報を探す上で、手間をなくしてくれるメリットがあります。

キュレーションの方法

キュレーションの方法には二つパターンがあります。
1、 キュレーションをが行っているケース
2、 キュレーションをアルゴリズムが行っているケース
の二通りとなります。

人といっても、個人運営であれば個人ですし、企業としては編集部がやっている場合もあります。 これは「NAVERまとめ」が著名なケースです。他には「MERY」などがあります。 人がやっているパターンだと、サービスのジャンルを選んだ時に受け取れる情報が ある程度限定されます。住まいのメディアなら住まいの情報しか届きません。

キュレーションメディアの仕組み

一方で、人が行う場合「視覚的な読みやすさ」や「不要なもの」などのプログラムでは理解しきれない記事の質や、ユーザーという目線を備えています。ゆえに、よりユーザーの共感を受けやすく、人気が高まりやすい魅力があります。

このキュレーションの仕組みをプログラムで行なっている場合もあります。 「SmartNews」や、初期の「グノシー」「カメリオ」「テックフィード」などです。

このプログラムタイプとは、利用者のネット上での行動や、サービス登録時のアンケートなどを参考に、利用者の好みに合わせた情報だけが表示されるような仕組みになっています。
AIも利用し、サービスを利用すればするほど、精度が上がってくるのが特徴です。

結果としては、一人一人に対してそれぞれの情報誌が出来上がるイメージです。 このプログラムタイプが発達すると、ジャンルを問わずに必要な情報を届けてくれるようになる未来も近いかもしれません。

キュレーションメディアの運営スタイル

次は、キュレーションメディアの運営スタイルについてです。キュレーションメディアの運営は管理者を意味する「キュレーター」によって行われています。

キュレーションメディアの構造

キュレーターが記事をたくさん公開して、多くの記事を揃えることにより、なるべく多くの読者を獲得することがポイントになります。 ただ、公開当初というのは、サイト自体の評価も低いので、媒体としての価値はどうしても低くなります。
この結果、広告も獲得しにくい状況になります。 その状態でも、記事の追加は必要なので、初期の課題を解決する案がこのビジネスのポイントとなるのではないかと思います。

ゆえに、まず記事の量を増やすため、一般の人に記事を安く大量に書いてもらい、記事を充実させていく手法がよく取られています。
その結果としてユーザー目線で、かつそれなりのクオリティの記事が充実してきます。その後サイトの認知度も高まり、読者が増える仕組みになっています。
読者が増えて、このメディアの収入源は広告であるため、それなりに広告が取れるようになることで、ようやく黒字になっていきます。

運営についてまとめると、一般の人に安く記事を書いてもらうという投資をし、媒体の力を育て、その後投資を回収していく、ビジネススタイルです。

キュレーションメディアの問題点

こう聞くと、記事も安く手に入り、まとめるだけなので、いいことが多いようなイメージがあるかもしれません。
しかし、キュレーションメディアにも問題点はあります。それは記事の作者が一般の人という部分です。

全てにおいてではないのですが、質の悪い記事が横行したり、一部では記事の捏造や、無断転載が行われていたりもします。引用に関してもルールがあり、それを理解していないキュレーターがいることも確かです。画像に関しても、どこかから拾って無断転載が行われたりしている場合があります。

キュレーションメディアにおける広告掲載の利点

最後に広告掲載会社側の利点を解説いたします。 キュレーションメディアでは、ジャンルを絞って情報を載せています。「MERY」であるならば若い女性をターゲットとしています。

ゆえに広告もその世代を惹きつけるように掲載することで、絞り込まれた読者へのアプローチをすることが可能となります。この結果、大衆的な場所に掲載するよりも効果的に広告を使うことができるのです。

今回はキュレーションメディアについて説明してきました。
次回はCGMについて紹介いたします!

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