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もうカラー配色で迷わない。知ってて役立つ配色技法

みなさん、こんにちは。

デザインでカラーを考えるときに、なかなか配色が決まらずに苦労することはありませんか。

たくさんのカラーの中から配色を決めることはとても難しいですよね。

今回はカラー配色で迷ったときに、知っていると役に立つ配色技法をご紹介します。

 

ドミナントカラー配色

ドミトナントカラー配色

1つのカラーで統一した配色がドミナントカラー配色です。

ドミナントとは「支配的な」「優勢な」という意味で、1つのカラーやトーンを決めて全体をまとめます。

全体をまとめることで共通の要素を持たせて、全体的に統一感を与えることができます。

 

 

ドミナントトーン配色

ドミナントトーン配色

トーンを統一して表現したの配色がドミナントトーン配色です。

ドミナントトーン配色ではトーンがもつイメージを与えることができるので、それぞれのトーンがもっている「やさしい」「落ち着いた」などのイメージ表現に有効な配色です。

 

 

トーンオントーン配色

トーンオントーン配色

同じカラーで明度差(色の明るさの差)がはっきりと感じられる配色がトーンオントーン配色です。

トーンオントーンは「トーンを重ねる」という意味です。

カラーに統一感がある配色なので落ち着いた印象を与え、明度差があることからコントラストのある明快な配色になります。

コントラストが感じられるようにするには明度差を大きくとる必要があります。

光の当たっている木々や、夕焼けの濃淡など、トーンオントーン配色は日常生活の中で見ることができます。

 

トーンイントーン配色

トーンイントーン配色

同じカラートーンで全体をまとめた配色がトーンイントーン配色です。

トーンイントーンは「トーンの中で」という意味です。

同じトーンの中からカラーを選ぶか、トーン差の近い類似トーンを組みあわせます。

トーン配色なのでカラーはイメージにあわせて自由に選ぶことができ、トーンがもつイメージを与えることができます。

 

トーナル配色

トーナル配色

中明度、中・低彩度の中間色だけで組み合わせた配色がトーナル配色です。

トーナル配色は中間色がもつ、「穏やかさ」「控えめ」といったイメージを与えることができ、落ち着いたイメージの配色になります。

トーン配色のため、中明度、中・低彩度の中間色であれば自由に組みあわせることができます。

 

 

カマイユ配色

カマイユ配色

カラーもトーンもかなり似ていて、ぱっと見た感じでは単色に見える配色がカマイユ配色です。

カマイユとはフランス語で「単色画法」のことをいいます。

カマイユ配色は同一・隣接カラー、同一・類似トーンのから組みあわせます。

 

 

フォカマイユ配色

フォカマイユ配色

カマイユ配色よりも少しだけカラーに差がある配色がフォカマイユ配色です。

フォは「まがいもの」「偽り」のという意味です。

フォカマイユ配色は類似カラー、同一・類似トーンの中で組みあわせます。

 

ビコロール配色

ビコロール配色

コントラストがはっきりとした2色配色のことをビコロール配色をいいます。

ビコロールとは「2色の」という意味です。

高彩度の対照的なカラー配色や、明度差のある対照トーン配色です。

赤と白のような高彩度色と無彩色、白と黒のような対比的な無彩色の配色もあります。

 

 

トリコロール配色

トリコロール配色

カラーやトーンにはっきりとしたコントラストのある3色配色のことをトリコロール配色といいます。

トリコロールのトリとは「3つの」という意味です。

代表的な例として、イタリア国旗の「緑・白・赤」やドイツ国旗の「黒・赤・黄」などがあります。

コントラストをはっきりにするには、高彩度カラーのが適しています。

白や黒を組み合わせるとよりはっきりとした印象を与えることができます。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

カラー配色をうまく活用できれば、意図した印象を与えることができます。

カラー配色に迷ったときは、今回ご紹介したカラー配色を参考にしていただければと思います。

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