技術 technology

モノクロ画像をカラー化
話題のアプリをご紹介

企業や団体、学校などの沿革で使用するために、創業当時の写真を眺めていたら、当時の様子をカラー画像で見てみたくなった。

両親や祖父母が幼かった頃の様子、住んでいる街並みの移り変わりをカラー化して記念日にプレゼントとして贈りたい。

大切に保管している画像も、モノクロというだけで、まるで別の世界のもののように感じてしますよね。
そんな時におすすめしたいのが、今回ご紹介するモノクロ画像をカラー化するアプリ「ColouriseSG」。

AIによるモノクロ画像のカラー化は、ここ数年マスコミなどでも取り上げられることが多く、ニュースなどで耳にする機会も増えてきました。

事実、戦時中などに撮影された貴重なモノクロ画像が最新技術によりカラー化され話題を呼んでいます。

あれって、実際のところ、どうなんでしょうか。

本当に使えるの?再現の具合はどうなの?

と、言うことで、今回はそんなモノクロ画像を簡単にカラー化できる話題の無料アプリをご紹介します。

もちろん、

「Webサイトや印刷物にカラー写真を掲載するつもりが、誤って元画像をグレースケール化(モノクロ化)してしまった」

という企業の広報担当者の方にもおすすめのアプリです。
実際、T-NEXTのWebサイト制作では、モノクロの元画像データをカラー化しサイトで使用しています。

今回ご紹介するColouriseSGでカラー化した画像を、Photoshopなどで補正することにより、短時間で「使える」レベルのカラー画像に変えることが可能です。

ところで「ColouriseSG」ってどんなソフト?

全国民の8割以上がスマートフォンを所有し、各家庭には光ファイバー回線が敷かれるアジア屈指のIT先進国シンガポール。

そのシンガポールにおいて、AI、Iotなどの最先端技術を駆使し政府のスマートシティ施策などをサポートするのがGovTech Singapore(Government Technology Agency of Singapore)です。

そして、そのGovTech Singaporeが、2019年1月に開催されたハッカソンイベントで開発したのがColouriseSGです。

モノクロ画像の自動カラー化ツールは、他にもいくつか存在し、国内では早稲田大学の研究チームが開発した「Colorization」(開発した飯塚氏は、現在、筑波大学に在籍)が有名。
筆者はColorizationも使用したことがありますが、使用感、仕上がり具合の点からみて、今回紹介するColouriseSGをおすすめします。

※「ハッカソン」(hackathon)とは、広い意味でソフトウェアのエンジニアリングを指す“ハック”(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた米IT業界発祥の造語で、もともとはプログラマーやデザイナーから成る複数の参加チームが、マラソンのように、数時間から数日間の与えられた時間を徹してプログラミングに没頭し、アイデアや成果を競い合う開発イベントのことをいいます。企業や各種団体によって開催されることが多く、近年はIT業界以外の分野にも拡大。組織の壁を超えて優れた発想を取り込み、新しい商品やサービスの創出につなげる“オープンイノベーション”の手法の一つとして、日本国内でもさまざまな企業が活用し始めています。(Weblio辞書より)

「ColouriseSG」の使い方

では、実際使ってみましょう。
シンガポールのラボが開発しただけにサイトも英語表記ですが、使い方は難しくありませんの試してみてください。カラー化の手順は以下の通りです。

1.まずはColouriseSGのサイトにアクセス。

2.「Try it yourself」をクリックします。

3. 画像のアップロード画面が表示されます。

①ロボット認証のチェックボックスにチェックを入れ、②「Serect photo」ボタンをクリックします。

 

4.すると、ファイルの選択画面が表示されます。カラー化したい画像を選択し「開く」をクリックするとアップロードされ、画像のカラー化が開始します。(今回はT-NEXTのカメラマンが撮影した横浜の夜景画像を使用)

 

 

5.待つこと数秒。カラー画像の出来上がりました!

 

6.最後に「Download result」をクリックすると、画像をダウンロードすることができます。

 

どん

かなりの再現性ですね。ただし、AIによるモノクロ画像のカラー化には独特の癖があり、画像によっては全く色が付かないこともあります。

参考までに傾向をあげると

  1. 画像サイズは大きい方が綺麗な仕上がりになる(再現の具合には解像度が関わるようです)
  2. コントラスト、明瞭度の高い画像になりやすい(かなりくっきりこってりな画像になります)
  3. ディープラーニングされたデータに基づき色付けされるため、室内の写真は苦手。特に壁紙や、床、絨毯などはものによるため、もっともらしい色をつけようとしますが、実物と異なることがあります。(場合によっては色がほとんどつかないことも)
  4. 光の加減により、衣類などに色むらが出る時があります。

Photoshopなどの画像加工、補正ツールで画像を修正する際は上記のような点を考慮すると綺麗に仕上がります。調整にはCamera Rawフィルターが便利です。

(ex.コントラスト、明瞭度を下げる、シャープを高め、ノイズを軽減するなど)

ColouriseSG、みなさんもぜひお試しを!

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