神奈川新聞社と横浜高島屋が中心となり、神奈川県内各企業の協賛のもと「第3回横浜絹フェスティバル(ヨコハマ“絹FES” in 大さん橋)」が2018年11月15日~17日の3日間、横浜大さん橋ホールで開催されました。
そもそも”絹FES”とは
半山直水画 明治期(横浜絹フェスティバル公式サイトより引用)
かつて、絹の一大集積港であった横浜と、産地である上州・信州を結ぶ経路は「日本のシルクロード」とよばれ、重要な流通経路でした。このため、今でも絹遺産の建造物が数多く遺る横浜ですが、時代の流れとともに、歴史を知る人も減少。
こうした現状をうけ、大切な横浜の歴史資産を後世に伝えるために、絹に関わる団体・企業、産地、博物館、ホテルや百貨店などが業種の壁を越え団結。全国の絹に関する伝統工芸品や新たな製品を一堂に集め、それらの展示即売するイベントを実現しました。それが、横浜絹フェスティバルです。
イベントでは、きものとスカーフを活用したトーク&ファッションショーに加え、横浜の絹の歴史を紹介。さらには、全国各地から集められた絹の伝統工芸品と絹の製品を展示され、横浜の地場産業「横浜スカーフ」との共演を果たしました。また、きもの着付け、スカーフの結び方をアドバイスするコーナーや関連するワークショップも開催され、会場は多くの来場客で賑わいました。
美しい振袖姿を披露
今回、神奈川新聞社からの依頼を受けて、総務局兼T-NEXT所属のミハリョーワ・マリヤがこのイベントに花を添えるかたちで参加。10年以上前から日本文化に興味をもち、ロシアの最高学府モスクワ大学と同大学院でも研究を続け、日露友好の懸け橋になりたいと思い願うマリヤにとって、今回は絶好の機会となりました。
イベント最終日である11月17日、会場には1,800人もの参加者が詰めかける中、12時30分に開始されたマナー講座「今、求められる日本の礼儀作法」に豪華な振袖姿で登壇したマリヤ。あいさつにおける基本動作をレクチャーする際のアシスタントモデルを務め、会場からは、ロシアからの和服美人に記念撮影を求める方が続出しました。
マナー講座のアシスタントモデルを務めるマリヤ、たたずまいも絵になります
さらに横浜スカーフ親善大使を務めるお2人の女性とのスリーショットは会場からも注目を集め、多くの人だかりが。
マリヤと横浜スカーフ親善大使のお2人
メインイベントとなる、きものファッションショーを鑑賞した後、袴に着替えたマリヤは、各ブースの展示を見学し、ミニ畳の作成にもチャレンジしていました。絹を通じ日本文化を体験しながら多くの方々と交流するしたマリヤ。日本文化への見識を深める1日となりました。