SEOって何ですか?
「僕にとってWebは遊びみたいなものです」が口癖。
好きな言葉は「天才とは努力を努力と思わない才能」。Webチーム制作部門 の要にして最後の砦。XYZ…(後がない)どこかで聞いたことがあるそんな言葉を呟けば、大山先生が登場し問題を綺麗に片づけてくれるためチームメイトは彼のことをスイーパー(始末屋)と呼ぶ。ハードボイルドを愛し、一見不愛想に思われがちな大山先生だが、いつも快く問題を片づけてくれることから、その心は意外にも「エンジェルハート」だとか。
デザインをはじめ様々なことをこなす、自称ゼネラリスト。強面であるが笑うと、実は八重歯が可愛いかったりすることは本人も自覚しているらしい。Web制作チームの中では、まさに”ピカイチ”なITリテラシーの低さで、リテラシーという言葉を聞いて「大正だっけ?」とわけの分からないことを言った過去があるとかないとか。(デモクラシーです。それは)加えて年も年であるため、物忘れ>(大なり小なり)物覚えなのが現状。 この人のWeb知識を高めれば、きっとよりよいデザインが生まれるに違いない、そう考えたエンジェルハートな大山先生。Webについて「ピカピカの1年生」でも分かるように分かりやすく説明してくれます。
小野 お おおやませんせい、 何してるんすか?
大山 あぁ 小野さん おはようございます。実はちょっと反省してます。
小野 も、もしかして、それって、あの反省ポーズですか?
大山 そうです 次郎君の反省ポーズです。
小野 何でまた反省を…。しかも何で今さら次郎君…。
大山 実は前回の内容が少し難しかったという指摘を受けました。僕は、できることなら誰にとっても分かりやすい説明を目指しています。よく言われる言葉で例えるなら、「サルでも分かる○○○」といった感じです。誤解しないでください、別にサルを冒涜しているわけではありません。僕は、どんなレベルの人にもわかりやすい説明を心がけています。そのためには相手のことを理解しなければいけません。相手を理解して、相手の立場に立つことが重要なんです。だからこうして、反省させられるサルのポーズを取り、反省しながらサルの気持ちを理解しようとしているわけです。
小野 ス、ステキすぎるぜ、大山先生。反省しながら相手の立場に立ってしまうなんて、なんて要領がいいんだ。
大山 …
大山 何だか湿っぽくなっちゃいましたが、気を取り直して、今日もやりますか。
大山 前回はHTML文書の「構造」と「タグ」ということについて話しましたが ちょっと掘り下げすぎました。だから、重要な部分が伝わりにくかったかと思います。
今回はもう少し実になるようなことを、もう少し分かりやすく説明しますので期待して下さい。
早速ですが、前回の最後で文章の正しい構造化はSEOに有利だと言いましたが、覚えていますか?
今日はそのことから話しますね。
SEOとは
大山 サーチ(S)エンジン(E)オプティマイゼーション(O)の略で、 インターネットで検索したときに、少しでも上位に表示されるように対策することです。現在ではほぼ100%、 Googleの検索エンジンが理解しやすい文章を書くこと、と 考えて問題有りません。
小野 サーチ エンジン オプティマス・・ ん 何だっけ?
大山 オプティマイゼーション。すなわち「最適化」のことです
小野 オプティマスプライムなら知ってるんだけどなぁ。トランスフォーマー。話は変わるけど、トランスフォーマー1、2に出ていた、ミーガン・フォックス知ってる?めちゃくちゃセクシーでねぇ。まぁ、トランスフォーマーの制作側と仲が悪くて、トランスフォーマー3では降ろされちゃったんだけどね。代わりにヴィクトリアズ・シークレットのロージー・ハンティントン=ホワイトリーが出てたよね。彼女もすごくセクシーだけど、俺はやっぱりミーガンが好きだね。そうそう、ミーガン最近じゃ、ミュータント・タートルズに出てたっけ。
大山 …。
大山 いいですか?戻りますよ?Googleが思い描く理想の検索エンジンとは、「記事と検索ユーザーに最高のマッチングを提供できる検索エンジン」だと僕は考えています。 事実、Googleは利用者の現在位置や検索履歴、また提供している各種サービス内の登録情報などをもとに、そのマッチングの精度をさらに高めようとしてますから。
小野 ものすごく親切なんだけど、なんだか怖いな。
なんでSEOするの?
大山 例えば、よく知らない土地で花を買わなければならないとします。でも、そこは知らない土地ですから、店がどこにあるか分かりません。そんな時、もちろん周りの人に尋ねることもあるでしょうが、ネットやスマホが普及している現状を考えれば、インターネットで近くの花屋を調べるという人が大半だと思います。
例えば、今、Aという駅の前にいて、花が必要だとなったら「A駅 花屋」と検索する人がほとんどですよね。
この時、検索結果の中で一番上位に表示される花屋は、必然的に多くの人の目に止まります。したがって、集客や売り上げの面で他のお店に比べて有利な立場に立つことができるわけです。つまり、言ってしまえば、最終的に売り上げをアップさせるためのSEO対策といってもいいでしょう。
SEOってどうやるの?
大山 SEOの方法論は色々有りますが、大別して2種類あります。「ブラックハットSEO」と「ホワイトハットSEO」です。ブラックハットSEOについては、今後、機会があれば詳しく説明します。簡単にいうと、Googleを欺いて検索順位を上げようとすること全般を指します。だからブラックなんです。
小野 でも、それなら「ブラックSEO」でよくない?何、ハットって?
大山 残念ながら僕もそこまでは分かりません。
小野 帽子、なんでハットかねぇ・・・欧米かっ。はっ、もしかしてハットは「法度」だったりして
大山 なかなか洒落てますね
大山 ちなみにブラックハットSEOを前回の例で説明すると、人材派遣会社(検索エンジン)に提出する資料に事実とは異なる経歴や技術を書き込むといったことがあげられます。それは例えば、自作自演の(お金で買ったような)リンクであったり、古い手法では、キーワードを見た目では分からないようにして、ページ内で多用するなどといったことがあります。
小野 なるほど。
大山 見つかれば、Googleにとっては信用問題ですから、当然ペナルティがあります。それに対して、ホワイトハットSEOはGoogleを欺くことを考えずに、正直に自分をアピールすることで上位表示を狙います。
小野 正攻法・・・てことかな?
大山 そういうことになりますね。先ほどの人材派遣会社を例に説明しますか。
大山 あなたは人材派遣会社のイチ社員です。
仕事を沢山紹介して貰うために、人材派遣会社であるGoogleに対して、少しでも印象に残るような自己紹介シートを書いて提出します。
Googleは毎日大量の自己紹介シートを読まなくてはいけませんから、読みにくい自己紹介シートは最後まで目を通してもらえません。
また、紹介先で一度でも問題を起こしたような(ブラックな)人間の紹介シートも読まないでしょう。
ですから、SEOの方法の基本としては、まずは Googleに読んでもらいやすい文章を書くこと、そして嘘をつかないことです。
この Googleが読みやすい文章の書き方こそ、前回の「正しい構造化」「正しいタグの使い方」がされた文章ということになります。
まずしっかりとGoogleに読んで貰う為の文章の書き方をマスターすることですね。細かい話はまたの次の機会にしましょう。
小野 そういえばさ、なんか、ちょっと似たような内容の記事を読んだよ。 「沈黙のWEBライティング」とかいったかな、そこにこう書いてあった。
小野 良質なエンターテイメントやコンテンツはすべて論理的思考の上に基づいていると。 論理とは 「人と人との間にかけられた“理解の架け橋”」のことをさす。 この世の中には、 論理という架け橋があるからこそ、お互いが通じ合える。 論理的な文章を書くということは、相手にとって理解しやすい文章を書くということだ。 それはまさに、相手に“敬意”を持つことにもつながる。なぜなら、相手が過去どういった経験をしてきたか?どんな知見をもっているのか?を推測しないことには、相手が理解しやすい文章は書けないわけだからな。そして、相手のことを推測するためには、相手に対して誠実な関心を寄せる必要がある。つまり、 論理的思考とは、相手への“敬意”であり、“愛”でもあるんだ。(沈黙のWebライティング~愛と論理のオウンドメディア~より引用) 何が言いたいのか、自分でもまだちょっと整理がつかないんだけど、 Webサイト制作って仕事には論理的な思考が必要な気がするんだ。つまりそれは、“愛”なわけで。小手先だけのことで結果を出そうというのはプラスになるどころか実はマイナスで、結局、“愛”を持って、“真心”を持ってサイトを作る。そういう当たり前のことが評価されるような気がするんだ。 今日の話を聞いてて、なんとなく思ったよ。
大山 そうですね。大切ですね。僕も分かりやすさを考えて、論理的な思考を持つようにします。
SEO業者に注意!
実は、この業界には「SEO業者」と呼ばれる人たちがいます。サイトを運営していると、メールや電話で「SEO対策に興味は有りませんか」と持ちかけてきます。「○○円で順位を~上げます!」などという文句には注意が必要です。 理由は、分かりますよね?こういった業者の手法は、ほぼ全て「ブラックハットSEO」にあたるからです 仮に一時的に検索順位が上がっても、後々、後悔することになりますので気をつけましょう。