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電照布看板「ルーファス」の製造・販売で業務提携

東日印刷(東京都江東区、武田芳明社長)と子会社のトライ(同、潟永秀一郎代表)は、(株)リディアワークス(東京都墨田区、小林史人社長)と電照布看板「ルーファス」の製造・販売で業務提携し、3月29日、東日印刷本社で調印式を行いました。東日印刷の新規分野「T事業」の6本目の柱で、印刷事業では初となります。

ルーファスは、従来のアクリル製に比べて製造時のCO2排出量が95%削減(重量比)され、地震や火災でも落下・炎上の危険性が低い「SDGs・防災対応」の布製の看板。専用フレームに誰でも簡単に取り付けられる構造で特許を取得、2019グッドデザイン賞のベスト100にも選出されています。

リディアワークスはこの開発会社として、東日印刷に印刷機と技術を提供。東日印刷は布を印刷してリディアワークスに販売し、トライはリディアワークスからこの布を仕入れてルーファスの完成品を販売します。

これにより東日印刷は印刷事業の多角化、OA機器販売を主力とするトライは新規商材による売り上げ増、リディアワークスはルーファスの市場拡大――を目指し、相互協力していきます。

今回、川崎工場に設置されたのは昇華転写式の印刷機で、台紙(転写紙)にプリントした図柄を高温高圧のプレス機で布に転写する印刷方法です。日本で一般的なアクリル板やインクジェット式の印刷布と違い、折りたたんで運べるので輸送費が格段に安くなる利点があり、国内最大級の機材で一気に普及を図る意向です。

その良さを知ってもらうため、東日印刷本社には、近くルーファスのショールームも設置されます。

調印式で東日印刷の武田社長は「この『T-sinage』(サイネージ=看板)事業から印刷の多角化を図り、3社一丸となってルーファスの大きなうねりをつくっていきたい」。リディアワークスの小林社長は「アクリル看板の廃棄に心を痛めてきたのが開発のきっかけ。布製の看板を世の中に普及させていきたい」、トライの潟永代表は「今の時代にピッタリの商材。東日グループを挙げて普及に取り組みたい」と抱負を語りました。

ルーファスの詳細はトライのHPをご覧ください。

「ルーファス」を開発したリディアワークスの小林社長

「ルーファス」を開発したリディアワークスの小林社長

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