制作局T-proの雪森文晃主任(40)がこのほど、2025年に東京で開催される第25回夏季デフリンピック(耳の聞こえないアスリートのためのオリンピック)のバスケットボール男子日本代表のアシスタントコーチに就任が決まりました。
雪森主任は入社後、2005年のメルボルン、2009年の台北、各デフリンピックにバスケットボール日本代表として2回出場しています。また、国内では千葉女子のデフチームの監督として日本デフバスケットボールリーグに、制作部の井上ひかる副主任を主力として臨み、優勝した実績があります。
アシスタントコーチは、ヘッドコーチを補佐する役割を担っています。 選手への指導のほか、新規選手の獲得や対戦相手のデータ分析などもコーチの重要な役目。3年後の東京大会の開催日程は正式に決まっていませんが、今後はトライアウトで日本代表を選考し、合宿や試合を経て、東京大会では日本代表を引き連れて世界各国と試合に臨むことになります。
雪森主任の話
この度は、日の丸のアシスタントコーチの話をいただき、非常に大きな責任を感じています。私自身、東日印刷所属として2回出場しましたが、良い報告ができずに心残りのまま選手引退したので、今回のお話をいただいた時に、また夢の続きを見せていただけると思い、たいへん胸が熱くなっております。仕事との両立は大変ですが、それを言い訳にせず相乗効果でどちらにも良い結果になるように、そして今度こそ良いご報告ができるように、選手と日本バスケのために頑張ってまいります。
全日本デフバスケットボースリーグ戦でシュートを放つ雪森主任(中央)
2005年のメルボルンデフリンピックでオーストラリア代表と