技術 technology

画像の拡大ソフトのレビュー

画像を大きくしたい

皆さんは写真が小さくて困ったことはありませんか?
ある程度大きく印刷したい、サイトやブログに大きく掲載したいといった際に画像データのサイズ(ピクセル数)が小さく拡大すると画質が悪くなってしまうというのはよくあることだと思います。
最近のカメラ(スマートフォンも含む)はどんどん性能が上がってきて普通に撮るだけで大きめの画像になるのですが、メールで送るために縮小した物をもらった。保存に容量を必要とするので縮小してしまった。などはよくあることです。元の大きなデータが手に入ればいいのですが、元データがなくなってしまったり、トリミング(不要な部分をカット)したために小さくなってしまって大きなデータが存在しない場合もあります。
画像を小さくすることはできますが、大きくすることは(劣化無しには)出来ないという認識だったのですが、昨年AIを活用して画像を拡大できるソフトが話題になっていたので購入してみました。

TOPAZ LABS のGigapixel AI

TOPAZ LABS のGigapixel AIというソフトです。有料のソフトで100ドルほどの様です。たまにセールなども行っていて、私はTOPAZLABSの別の製品も入ったまとめ買いのセットで多少安くなったときに購入しました。
実際にポスターなど大判印刷の際に使用してみましたが、確かに拡大した際の画質の低下が少なくなっている気がします。
テストの為にいろんな条件で大きなポスターを大量に印刷するのは厳しいので、あまり検証はしていなかったのですが、今回少し実験してみることにしました。

Adobe Photoshopでも可能?

私は気づいていなかったのですが、フォトショップでも同様のことが出来るようです。最近はAdobe製品にもAIが使用されていて、被写体の自動切抜などが話題になったりします。(髪の毛の細かいところまで自動で切り抜き可能等)画像の拡大にもAIが使われていてある程度は劣化を防いでくれるようです。

実験してみました

とりあえず画像を用意し、画像の長辺をそれぞれ 800、400、160ピクセルに縮小した物を用意しました。

サイズ800ピクセル

サイズ400ピクセル

サイズ160ピクセル

ちなみに幅160ピクセルの画像を単純に大きく表示するとこうなります

幅160ピクセルの画像を拡大して幅600ピクセルで表示

 

①幅160ピクセルの画像を拡大

まず160ピクセルの画像をソフトを使って4倍の640ピクセルに拡大してみます

 

Gigapixel AIの画面

いろいろ設定があるようですが取り合えずオートで行ってみます。 倍率4倍を選択して実行します。

次はフォトショップ

イメージ⇒画像解像度

開いたウィンドウで解像度を640に設定。”再サンプル”の設定項目でいろいろ選べますがとりあえず適当に”デティールを保持2.0”を選択して処理を行います。

処理結果

Gigapixel AIを使って160ピクセルを640ピクセルに拡大

フォトショップを使って160ピクセルを640ピクセルに拡大

Gigapixel AIの方が多少きれいですが使用するのは無理な画質です。
あまり小さな画像を拡大するのは無理なようです。

(※Gigapixel AI、フォトショップともに処理の際に設定で微調整が行えます。きちんと調整することによりもっと良い結果が出る可能性があります)

②幅400ピクセルの画像を拡大

次に400ピクセルの画像を拡大してみます。

拡大後の1600ピクセルの画像をこの記事で等倍表示するのは難しいのでウィンドウズ標準のビューアーで”実際のサイズで表示”というモードで比較します

400ピクセルの画像を4倍にの1600ピクセルに拡大 左がGigapixelAI、右がフォトショップ

フォトショップの方は嘴付近に少しノイズのようなものが出ています。GigapixelAIの方は違和感を感じず使用できる感じです。

400ピクセルの画像を少し大きくするというのは実際にもありそうな状況です。

③幅800ピクセルの画像を拡大

次は同様に800ピクセルの4倍画像比較

800ピクセルの画像を4倍にの3200ピクセルに拡大 左がGigapixelAI、右がフォトショップ

こちらも同様の結果になりました。

GigapixelAIの方は問題なし。フォトショップの方はやはりノイズが出ています。

(※フォトショップもきちんと調整することによりもっと良い結果が出る可能性があります)

まとめ

万能ではないですが、いろいろと役に立つ場面は多そうです。

ちなみに大きな画像を拡大しようとするとPCにかなり負荷がかかり時間も結構かかります。

大量の画像を処理するのは難しいかもしれません

有料のソフトの為気軽に試すわけにもいきませんが、最近の技術の進歩に感心するとともに、数年後にはOS標準機能でこれくらい出来るようになっていてもおかしくないと思いました。

 

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